木下ソーイングの採用を担当する社長

2019.02.22

地場産業に携わる人を
一人でも多く育てる

PROFILE

代表取締役
愛媛県今治市出身/1975年2月生まれ

木下 誠さん

採用活動で力を入れていることはありますか。

当社は多機能の飾りミシンを数多く保有し、小ロット・多品種の生産加工を手掛けています。地場産業のタオルにはじまり布地全般まで対応し、全国から依頼を受けており、求人は縫製加工を行うミシンのオペレーターを中心に営業や配送など全般で行っています。製造や縫製加工、刺繍などどの業種でも良いので地場産業の繊維業界に携わってくれる人を一人でも多く育てたいという思いがあり、当社は従業員すべて日本人で純国産・純今治産のモノづくりを行っています。

業界の動向を教えてください。

人手不足はどの業界も同じで、縫製加工についても人手が足りていません。全国どの産地も生地を作ることはできるのですが後加工ができないことから、当社では県外からの依頼も多くなってきています。今治はタオルのおかげで製造から後加工まで産地として成り立っているので、県外から受注した仕事を同業者にお願いすることもできています。今治・愛媛が元気でないと外に向いて出ていくこともできなくなるので、そうした意味でも地場産業に携わる人を一人でも多く育てる必要があります。同業者とのつながりを持ちながら、自社でも人材育成を進めているところです。

笑顔でインタビューに答える木下ソーイング社長

どのような人材を求めていますか。

新卒は高校に求人を出しており、中途採用も随時行っています。全社員35人のうちミシンを使った縫製加工が30人と大半を占め、特にミシンを習ってくれる人を求めています。先輩に教えてもらいながら仕事をするOJT(職場での実務を通じて行う従業員の教育訓練)が基本になるので、専門の知識や経験が無くても問題ありません。縫製加工は布をセットして自動で縫うものと手縫いがあります。手縫いは習っておけば子どもの服など何でも作ることができ、仕事の幅も広がり、自分の将来のためにもプラスになるので勧めています。知識と技術を身に付けておけば、別のところに行っても必要としてくれるところはあると思います。

採用動向は。

近年は人手不足が顕著で、当社ではここ数年新卒採用がない状況にあります。昨年からは自社をPRするためJR予讃線の電車内に広告を掲載しました。当社は縫製加工だけでなく消臭タオルなど自社商品も手掛けており、学生に会社のことを知ってもらえるよう周知活動にも力を入れています。

電車内の求人広告

社員構成は。

当社は定年制がなく1986年の創業時から勤務している人もいて、10~70代まで幅広い年齢層で構成しています。勤続年数の長い人は知識や経験もあるので、それが10~20代の人に上手く伝わるように努めています。雇用形態は正社員を基本としており、希望があればパート採用など柔軟に対応しています。新卒で入社した人が子どもを出産した後、職場に復帰した人もいます。やはり戻ってきてくれるとうれしいですね。

職場環境で気を付けていることはありますか。

職場の雰囲気づくりに一番気を付けており、社員には仕事ではなく家庭を最優先するよう伝えています。家に帰って楽しくなければ仕事も楽しくはありません。家庭の事情で休む必要があれば休むことができるよう体制を整えています。そのほか福利厚生の充実にも力を入れています。

今後の課題は。

人材不足の中で働き方についても検討していく必要があると考えています。当社では障がい者の就労継続支援事業所の施設外就労として、布地の裁断加工や仕上げ作業等をお願いしています。そうした事業所との連携をより深めていくこともひとつで、リモートワーク(在宅勤務)等も取り入れていくことで今後、産地が成り立っていくのではないかと考えています。

最後に学生にメッセージをお願いします。

当社には決まった採用基準はなくやる気があれば問題ありません。やってみないと分からないことは多く、何事も自分で試してチャレンジしてほしいですね。そうすれば仕事に限らず人生を楽しめると思います。

 

企業DATA

有限会社木下ソーイング

http://kijikakou.com/

本社
愛媛県今治市国分2-3-15
TEL
0898-48-4078
設立
1994年7月
従業員数
35名
代表者
代表取締役社長 木下 誠
事業内容
タオル製造販売業
新卒採用実績
2018年度 0人/2019年度 0人/2020年度 3人

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