一宮工務店採用担当者

チャレンジ精神を忘れず
一歩ずつ成長してほしい

株式会社一宮工務店

1993年入社/総務本部人事勤労チームリーダー
松山大学人文学部卒/新居浜市出身/1970年6月生まれ

笠原さんの入社してからの経歴を教えてください。

地図に残る大きな仕事で地域に貢献したいと考え、愛媛に特化した建設会社である一宮工務店を選びました。経理関連の業務を10年間担当しました。資格などは持っていませんでしたので入社後に建設業経理士の資格を取りました。2003年からは人事勤労チームに異動して、採用の仕事のほか、人事評価や給与計算、保険の手続きなどを行っています。多くの人と会えるのがこの仕事の醍醐味です。社員が笑顔で長く会社で働いてもらっていることが一番のやりがいですね。

会社の強み、特徴は。

安くて良いものを提供したいという姿勢が会社全体に浸透しています。例えば建築部門ですと、施工会社では珍しい検査技監という工事の不備をダメだしする専門スタッフがいて、工事中に定期的に巡回しチェックしています。チェック内容はウェブやメールで他の工事現場とも情報を共有することで、工事のやり直しを未然に防ぎ、コスト削減と品質向上につなげています。
木造の一般住宅、数十億円単位の大きな工場や国の重要文化財級の価値のある建物の改修など幅広い仕事ができるのが特徴です。9割が民間のお客様からの仕事なのですが、リピート率が高く安定しています。売上はおかげさまで好調です。

社内研修でグループワークに取り組む社員たち

働きやすい環境づくりのための工夫は。

建築、土木、プラントエンジニアリングともに、工事の日程の都合で休みがとりにくい時がどうしてもあります。その時のために工事が終了した後にまとめて休みがとれるリフレッシュ休暇制度を設けています。また、現場の熱中症対策として飲み物や塩飴を配布したり、現場監督用に扇風機付き作業着を採用したりしています。
さらに、上司のサポート体制も働きやすい環境づくりの一助になっていると思います。部課長が各現場を回り、課題を一緒に解決するよう取り組んでいます。こういった伝統をさらに強化しようと、昨年から入社3~7年目くらいの若手現場監督を対象にしたリーダー研修を開始しました。外部講師を呼んで現場のマネジメントについて学ぶもので、受講した社員からは「仕事の見方が変わった」「自分が上司になった時のコミュニケーションの取り方の参考になった」といった意見が届いています。ウチは、大型物件が多く、社員の数も県内の同業会社と比べても多いほうなので、現場責任者として2番手・3番手の位置にいる期間が長く、じっくりと経験が積めることも働きやすい要因の一つだと思っています。

笑顔でインタビューに答える採用担当者

採用活動で力を入れていることは。

インターンシップの一環で現場見学ツアーに力を入れています。時間があまり取れない、または、じっくり見学したいといった様々な要望に応えればと思い、1日コース、1週間コース、2週間コースから選べるようにしています。1日コースは、「建築・土木」と「プラントエンジニアリング」のそれぞれのプランがあり、未来の先輩社員が仕事のことをじかに教えてくれたりします。
1週間コースはプラントエンジニアリング用だと、CADを使用した図面作成から、鉄板を切る・曲げる・溶接するなどの加工を行い、傘立てやブックスタンドといった実際に使える鉄製品を作ってもらいます。2週間コースは建築・土木用だと、現場管理の仕事がまるごと分かるプログラムにしています。仕様書・設計図や総合工程表の見方、測量体験、性能や機能を低下させずにコストダウンを図るVE・VA手法の基礎演習などを実施します。
1週間コース、2週間コースはそれぞれ、希望があれば延長・短縮も可能です。夏と冬あらかじめこちらが設定した日時のほかにも、随時受け付けています。

会社説明会で学生に説明する採用担当者

改めて採用活動のスケジュールを教えてください。

まず会社説明会に参加してもらい、ウチを選んだ理由などをエントリーシートに記入してもらいます。ここで選考はしません。希望者全員に筆記試験と一次面接に進んでもらいます。合格した人には役員面接の前にウェブ適性検査と見学ツアーを実施します。役員面接の後、社長による最終面接で採用が決定します。
試験は本社のある新居浜までお越しいただいています。移動時間がかかるので皆さんの負担を少しでも減らせたらと、面接の回数を3回から2回にしようと検討しています。

一宮グループ入社式

学生と接するときに気を付けていることは。

壁を作らないように心掛けています。親近感が湧くように会社の呼称を「当社」や「弊社」とは言わず、「ウチの会社」とフランクな表現にしています。ウチは穏やかな社風が売りです。その社風を感じてほしいので面接も穏やかなムードで進めたいと考えています。

履歴書などで注目していることは。

学生時代に力を入れていたことについての内容に注目しています。知識もそうですが、経験を積むことは大切ですからね。何をしたかという事実よりも、そこから得られた気づきを教えてほしいです。

実際に会った時にはどんなところに着目していますか。

話の内容が合っているか間違っているかはさておいて、自分なりの考えを自信を持って発言できるかという点を見ています。また、何とか笑いを取ってやろうという人は印象に残りますね。ただ、やり過ぎはマイナスになっちゃいますけど。
どの職種にも言えることですが、特に建築・土木の現場監督はチームワークやコミュニケーション力が必要になります。現場には20~30社の協力会社がいて、年上のベテラン職人も数多くいます。そういった人たちとしっかりと話をするためにも、前に出る勇気やチャレンジ精神が大切だと思います。

面接ではどんな質問をしますか。

特に奇をてらった質問はしませんが、「自分を売り込んでみて」や「入社したらウチにどんなメリットがあるの」、「入社してやりたいことは」といったことを聞いています。
逆に、学生からの質問で印象に残っているのは「愛媛でどんな大きい仕事ができますか」と聞かれたことです。先ほどもいいましたが、おかげさまで幅広い仕事をさせてもらっています。特に街のシンボルになるような大きい案件には、愛媛の会社ではウチの出番が多いのではと自負しています。この質問をした学生は今も活躍してもらっています。

インタビューに答える採用担当者

長く働いている人の特徴は。

社風と同じ、穏やかな人が長く働き続けています。それと皆、オンオフの切り替えが上手です。入社したほとんどの人が定年まで働き、9割の人が定年後も延長して勤務し、技術伝承にも貢献してくれています。
長く続けてもらうために、毎年アンケートを実施して部署を異動したいとか、数年後こうなりたいといった意見を出してもらっています。個人の希望を第一に考えていて、建築から土木へ、現場監督から営業へ異動した人もいます。今の営業部長は現場監督出身です。

就活をはじめる学生にアドバイスを。

気になった会社には積極的にアプローチをしてください。そして、その会社に訪問し、雰囲気を体感してください。ほとんどの会社の採用担当者は人当たりの良い人だと思うので、気になることはどんどんと聞いてください。もちろん、ウチにも気軽に何でも質問してください。

企業DATA

株式会社一宮工務店

http://www.ichimiya.co.jp/komten/

本社
愛媛県新居浜市西原町2-4-34
TEL
0897-33-4165
設立
1972年12月
従業員数
200人
代表者
代表取締役社長 一宮 哲
事業内容
総合工事業・プラントエンジニアリング
新卒採用実績
2016年度 6人/2017年度 9人/2018年度 8人/2019年度 8人/2020年度 10人/2021年度 9人/2022年度 11人/2023年度 7人/2024年度 14人予定
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