2018.10.15
中堅社員インタビュー大規模なプラントを
支えているという誇り
伊藤 一輝さん
2010年入社/エンジニアリング本部プラントメンテナンスグループ新居浜チーム所属
新居浜工業高等専門学校機械工学科卒/新居浜市出身/1990年2月生まれ
一宮工務店を応募したきっかけは。
機械の修理やメンテナンスに興味があり採用試験を受けました。県内でも名の知れた会社ですし、地元の新居浜を離れるつもりがなかったので市外への異動がほとんどないということも会社選びのポイントでした。面接は話しやすい雰囲気で、親身になって話を聞いてくれたことが印象的でした。
入社してからどんな仕事をしてきましたか。
数ヵ月は、プラントや工場で使う産業機械設備やタンクなどを製作する化工機グループに所属していました。その後は今所属しているプラントメンテナンスグループで働いています。エンジニアリング本部には、自動化機械の設計・製造を行う精機グループと、プラント内で機器の据付・補修工事や配管工事を行う工事グループがあります。
今の仕事は大手化学プラント内で、ポンプや送風機、配管、タンク、圧力容器などの機器・設備のメンテナンスを行っています。最初は十数メートルもある大きな設備に圧倒されました。定期的な点検と突発的に不具合が生じた時の修理の両方に対応します。新居浜チームの社員は15人いますが、この人数で全てをカバーすることができないので協力会社の職人さんにも修理対応をしてもらっています。
年1回、プラントのエリアごとに操業を停止させ全ての設備をメンテナンスする定期修理があります。これが一年で一番の書き入れ時です。配属されてすぐに定期修理があり、メンテナンスグループは忙しすぎるなとびっくりしました(笑)。
やりがいを感じる瞬間は。
突発的な不具合は特に早さや正確さが求められます。とにかく何が原因なのかを見極めることが重要ですが、その原因がわかった時には「良かった」とやりがいを感じます。定期修理は次々と仕事をこなさなくてはいけないので、スムーズにやり直しがなく進められると「やりきった」という気持ちになります。
ベテランになると、機器の作動音や温度でどこが悪いかとか、いつぐらいに不具合が発生するかもしれないといったことが分かるそうです。私も知識を得るだけでなく多くの経験を積み、正確な判断や予測ができるようになりたいです。
働く上で意識をしていることは。
一番は安全に気を遣うこと。プラント内は配管や機器が入り組んでいて危険が至る所にあります。私は一つのことに集中しがちな性格なので、他の人よりも意識するようにしています。
仕事をいただいているプラントオーナーへの対応として即座に動くことを意識しています。ただ、色々な部門から同時に仕事の要請がありますので、納期を聞き優先順位を付けて行動するようにしています。仕事は断らないのが基本ですが、安請け合いはせず、できないことはできないと言うようにもしています。
職人さんに対しては仕事の合間を縫ってコミュニケーションをとることを心掛けています。気持ちよく作業をしてもらいたいので、できる限り作業を手伝うようにしています。
成長したと思う瞬間は。
一つの仕事を終わらせる時間が短くなったり、同時に受け持つ仕事量が増えたりしたのが自分でも分かった瞬間です。技術の成長はなかなか自分では判断しにくいですけど、不具合のある機器の原因を特定した時にベテランの職人さんから「ようわかったなぁ」と褒められた時には技術が身に付いたと感じます。
一宮工務店のココがいい、と思うところは。
部署や立場に関係なく誰でも気軽に声を掛け合う風通しの良い職場で、お願い事をしても皆が気持ち良く応じてくれますし、フォローし合える体制があるものいいですね。また、エンジニアリング本部の全グループが参加する勉強会が定期的に行われます。外部講師を呼んでメンテナンスのことだけでなく、機械や配管工事などプラントに関わる様々な分野のことが学べます。直接的には関係のない研修もありますが、大いに参考になるので積極的に参加しています。部署異動もあるかもしれないので、その時の予習にもなりますしね。
仕事を楽しくするコツはありますか。
達成感を持つことだと思います。一つひとつの仕事の完成した時のイメージをしっかりと持ち取り組めば、その都度「やった!」と喜びが湧いてくるようになると思います。メンテナンスの仕事は納期が決められていますが、進め方など自分のペースでできるのは自分の性格に合っていると感じます。協力会社の職人さんやプラントオーナー側のスタッフの方とも良好な関係を築けているのも仕事を楽しく続けられるポイントだと思います。
後輩や部下ができたらどう接したいと思いますか。
自分が先輩や職人さんにしてもらったように、得た知識や技術を全て伝えていきたいと思います。メンテナンスは表舞台には出にくいですが、プラントが稼働し続ける上で必要不可欠です。その重要性を伝えるとともに、一人ではできないのでチームワークの大切さも教えていけたらと思っています。
休日は何をして過ごしていますか。
筋トレとジョギングをしています。体調不良になった時に体を鍛えようと始めたのですが、やりだしたら途中でやめられなくなりました。あとは、家族がやっている家庭菜園の手伝いをしています。植物が成長する姿を見るのは、プラント設備を観察するのとはまた違った面白さがあります。
就活をする学生にアドバイスを。
情報収集をしっかりとしてください。仕事の内容は応募要項や会社HPをチェックするだけでなく、インターネットの色々なサイトを見てイメージを膨らませてください。一宮工務店には自分の意志を相手にしっかり伝えられる人が向いていると思います。納期を守り、安全にスムーズに仕事をするためには自分の立場を理解してもらうことが大切です。
企業DATA
株式会社一宮工務店
http://www.ichimiya.co.jp/komten/
- 本社
- 愛媛県新居浜市西原町2-4-34
- TEL
- 0897-33-4165
- 設立
- 1972年12月
- 従業員数
- 200人
- 代表者
- 代表取締役社長 一宮 哲
- 事業内容
- 総合工事業・プラントエンジニアリング
- 新卒採用実績
- 2016年度 6人/2017年度 9人/2018年度 8人/2019年度 8人/2020年度 10人/2021年度 9人/2022年度 11人/2023年度 7人/2024年度 12人/2025年度 13人予定