2020.10.06
若手社員インタビュー皆で一つのことを
やり遂げる達成感がいい
河野 裕貴さん
2019年入社/エンジニアリング本部プラントメンテナンスグループ所属
山口東京理科大学工学部卒/西条市出身/1997年3月生まれ
- 技術系
学生の時に頑張ったことは。
卒業研究です。工場などで発生する排熱を発電に活用するといった、熱エネルギーを電気に変換する研究を行っていました。変換する際にはさまざまな熱電材料を使用しますが、その種類や組み合わせによって電気に変えられる量が違ってきます。一つひとつの実験の結果が出るのは時間が掛かりますし、目標とする数値結果にたどり着かなく、嫌になることもありました。ですが、途中でやめるわけにはいかないと、根気強く続けていると次第に成果も出てきて、その時の達成感は今も忘れられません。
どんな仕事をしたいと思っていましたか。
機械を組み立てるほうが好きだったのもあり、プログラミングなどのデスクワークよりも現場で大きな機械に触れる仕事に携わりたいと思っていました。大学は山口でしたが、地元に帰るというのが一番でした。
一宮工務店を決めたポイントは。
一宮工務店は、稼働が一日止まるだけでも膨大な不利益を生じてしまう大規模なプラントの仕事をしていて、まさに私がやりたい仕事でした。
こうした仕事内容も大事ですが、職場の雰囲気を一番重要視していました。会社説明会や面接は、ピリピリした雰囲気はなく親しみやすい印象で、工場見学でもプライドを持って働いている様子が分かり、働きやすそうな環境だと感じました。
仕事内容を教えてください。
大手化学プラントの環境管理課というところで、製造工程で排出された物質を燃やしたり化学的に分解したり、施設全体で使った廃液や排ガスを処理して自然に戻しても良い状態にする装置とその関連設備のメンテナンスをしています。私の部署の設備が止まってしまうと、他のさまざまな製造セクションも稼働ができなくなる事態になってしまうので責任重大です。
基本的にはプラントオーナーさんから補修の依頼があり、その対応をします。後は、定修(定期修理)を行ったり、不具合を未然に見つけるため定期パトロールを行います。仕事のウエイトとしては補修依頼の対応が一番大きいです。
その中で私は現場監督として、工事に必要な部品の発注から必要な工具の準備、実際に作業する職人さんの手配、工期の管理を行っています。まだまだ見習いの域からは脱していません。上司に教えてもらいながら、日々勉強中です。ベテランの職人さんのほうが工事のことをよく理解していることが多々あるので、職人さんにも助けてもらっています。
入社してすぐに現場監督の仕事をしているのですか。
プラントは広いですし、特殊な工具があったりしますので、いきなり監督者になるのは難しいですね。入社して1年くらいは、職人さんと一緒に作業をしていました。そうすることによって、この工事はどんな作業をしてこのくらいの期間と人数が掛かるということが少しずつ分かるようになりました。
配管の溶接や切断する様子を間近で見たのは初めてでした。私も作業をするけれど最初はうまくいかないことが多く、100分の1ミリメートルのズレを感覚で調整できたり、異音を瞬時に聞き取る職人さんはすごいなと改めて思いました。
それと、職人さんが意外と優しかった(笑)。見た目は少し怖いのですが、「ミスしてもいいけん、やってみんかい」と言ってくれてチャレンジしやすくなったのを覚えています。
やりがいを感じる瞬間は。
監督の仕事をしだして見積もりを作成するようになり、一つの工事が数百万円する案件も多々あって、こんなに大きい金額の仕事だったのかと驚いています。それを納期通りにできた時に一番やりがいを感じることができます。
働く上で心掛けていることは。
自分一人では依頼に対応できません。実際に作業をするのは職人さんですし、上司に教えてもらいながら日々業務を行っているわけですから、コミュニケーションをとることに気を付けています。相手を尊重するために、話を良く聞き、言われたことには真摯に対応するよう心掛けています。
社会人になって心境の変化はありましたか。
責任感が身に付きました。部品の発注を忘れたり間違えたりすると工事が止まります。自分のミスで、職人さんやプラントオーナーさんといった多くの人に迷惑を掛けてしまいます。そうならないよう、一つひとつの行動を意識するようになりました。
一宮工務店の好きなところ、優れているところは。
皆優しくて、ちょっとしたことで声を掛けてくれたり、上司や職人さんとは良くご飯に行きます。そうやって私のことを気に掛けてくれているのが分かり、うれしいです。
優れているところは、対応力だと考えます。例えば、現場でできない補修作業があったとしても本社工場に持って帰って対応するなど、ほとんどのことが会社内で解決できます。こうしたことが取引先への信頼につながっていると思います。
今後の目標は。
新しい機械を据え付けたり、新規配管を行う工事に携わりたいです。今やっている補修工事とは違い、ゼロから形にするのは大変だとは思いますが、その分やりがいも大きくなると考えています。
これから就活をする学生にアドバイスを。
働く場所や環境、職種など、自分が一番大事なのは何かを明確にして就活をしてください。あとは、大学の友人や先生、両親など、頼れる人は頼りましょう。これは、社会人になっても同じです。自分一人では限界がありますから。
一宮工務店に向いている人は。
プラントメンテナンスについて学べる学校は少ないと思います。たとえ機械系の学部を卒業しても覚えることはたくさんあります。専門知識は入社してから覚えても全然遅くはありません。それよりも、打ち合わせなどが多い分、コミュニケーションをしっかりとれる人のほうが向いていると思います。
企業DATA
株式会社一宮工務店
http://www.ichimiya.co.jp/komten/
- 本社
- 愛媛県新居浜市西原町2-4-34
- TEL
- 0897-33-4165
- 設立
- 1972年12月
- 従業員数
- 200人
- 代表者
- 代表取締役社長 一宮 哲
- 事業内容
- 総合工事業・プラントエンジニアリング
- 新卒採用実績
- 2016年度 6人/2017年度 9人/2018年度 8人/2019年度 8人/2020年度 10人/2021年度 9人/2022年度 11人/2023年度 7人/2024年度 12人/2025年度 13人予定