2025.01.09
若手社員インタビュー大型建物の現場監督に
一級建築士も目指す
﨑田 悠生さん
2023年4月入社/新居浜支店建築チーム所属
広島大学大学院 先進理工系科学研究科 理工学融合プログラム 修了/西条市出身/1998年8月生まれ
- 専門系
一宮工務店に入社した理由を教えてください。
もともと建築に興味があって、広島大学の大学院では「アジア建築都市環境研究室」に所属し、設計などを学びました。
就活では、建築の仕事でなおかつ地元で就職したいと考えていたのですが、愛媛で設計と施工を両方行っている当社を見つけて入社を決めました。今は新居浜支店の建築チームに配属されています。
現在の仕事内容は。
今は現場監督として、JR今治駅近くにある「JAおちいまばり」の建て替え工事の現場で業務を行っています。基本的に現場にいることが多いですが、近くにある現場事務所で事務作業も行ったりします。
現場では職人さんへの指示出しのほか、各業者とのやり取りやスケジュール管理など現場全体をまとめる仕事をしています。このほかにも休憩室を設置し、職人の皆さんが快適で安全に働ける環境をつくるのも自分たちの仕事です。
職人さんはどのような方がいらっしゃるのでしょうか。
足場を組む業者や解体業者、鉄骨業者、大工さんなどさまざまです。この現場では、10を超える業者の方が関わっていて、現場を出入りするスケジュールも管理しています。
また工程通りに進んでいるかどうかも把握しておかないといけないので、職人さんたちとはしっかりコミュニケーションを取っています。
1つの現場でたくさんの方が関わっているんですね。
そうですね。あとは、常にタブレットを持ち歩いているので、写真を撮って図面通りにできているかどうかの確認もします。
図面通りにできない場合もあるので、その際は職人さんたちと話し合い対応策を考えます。
今の現場には何人の現場監督の方がいらっしゃるのでしょうか。
この現場では所長を含め、当社から3人が現場監督として配属されていましたが、新しい建物がほぼ完成し、前の建物の解体に入ったところで1人は別の現場に移動したので、今は所長と2人です。
2023年の7月からこの現場での作業が始まり、25年の3月に完成予定です。
入社時には研修などは行ったのでしょうか。
はい。事務所でCADの使い方の勉強から実践まで一通り学んだ後、数週間の間現場でも研修を行いました。学生の頃にもCADは使ったことがあったのでそんなに困ることはなかったです。
現場に関わる事業者とこまめに
コミュニケーションを図る
現場監督の仕事で大変なことはありますか。
うまく段取りを取って、滞りなく作業を進めていくよう調整するのは難しいです。少し後ろにずれこんだりすると、後の作業との兼ね合いなども考えないといけないのですが、まだ慣れないところもあります。
心掛けていることは。
基本的なことですが、報連相(ほうれんそう)は徹底するようにしています。何か問題があったら小さいことでもきちんと報告するようにしています。予想外のことが起こることもあるので、そういった時もすぐに所長に相談しています。
他には、毎日のやることリストを作っていて、もれがないか一つひとつチェックしています。
勤務時間について教えてください。
基本的に8~17時が勤務時間です。休みは日曜日と隔週の土曜日です。今は西条の実家から毎日通っています。
休日は趣味のコーラスでリフレッシュを
趣味や休みの日にしていることはありますか。
趣味はコーラスで、2023年から愛媛県の合唱団に所属しています。毎週日曜日には練習を行っていて、コンクールなどに向けて頑張っています。愛媛県のイベントにも参加することもあります。担当はテノールです。
仕事のやりがいを教えてください。
工事が工程通りに進んでいった時はうれしいですね。この現場も建物はほぼ完成していて、クオリティーの高い建物ができたなと思い、達成感を感じています。とはいえ工期は3月までで、まだ残りの作業もあるので気を抜かずしっかり進めていきたいと思います。
社内の雰囲気はどうですか。
すごく働きやすい職場だと思います。分からないことがあれば先輩が優しく教えてくれます。
他の現場の人とは会うことは少ないですが、たまに新居浜支店で若手社員向けの研修が行われたりするので、そういった時に話したりしています。入社時もですが、研修制度も手厚いので、安心だと思います。
目標にしていることはありますか。
今は一級建築士の資格取得のため勉強をしています。ゆくゆくは設計の仕事をしたいと考えているので、まずは合格できるよう頑張ります。
今回の現場では、建物が完成してから、古い建物の解体まで全ての工程を経験でき、職人さんとの打ち合わせなども経験させてもらいました。今後設計の仕事を任せてもらえるようになった時には、現場で学んだ施工の知識を生かしていきたいと思います。
この仕事に向いている人は。
コミュニケーションがしっかり取れる人は向いていると思います。やはり現場ではたくさんの職人さんや業者の方たちと打ち合わせや話すことが多いです。こまめにコミュニケーションを取ることは大切だと思います。あとは当たり前ですが、コツコツまじめに仕事に取り組める人ですかね。
就活生にアドバイスをお願いします。
積極的に自分を開示していくことは大切だと思います。あとは、企業をより知るためにもインターンシップに参加することはおすすめです。
私も一宮工務店のインターンシップに参加しました。当社のインターンシップでは、完成した現場を見に行ったり、作業中の現場で現場監督の話を聞いたりします。この現場にもインターンシップの学生が来てくれました。実際に自分の目で見るとより実感が湧くと思うので積極的に参加してほしいです。
企業DATA
株式会社一宮工務店
http://www.ichimiya.co.jp/komten/
- 本社
- 愛媛県新居浜市西原町2-4-34
- TEL
- 0897-33-4165
- 設立
- 1972年12月
- 従業員数
- 200人
- 代表者
- 代表取締役社長 一宮 哲
- 事業内容
- 総合工事業・プラントエンジニアリング
- 新卒採用実績
- 2016年度 6人/2017年度 9人/2018年度 8人/2019年度 8人/2020年度 10人/2021年度 9人/2022年度 11人/2023年度 7人/2024年度 12人/2025年度 13人予定