2022.08.19
若手社員インタビュー創業140年以上の歴史
信頼関係を大切に
上甲 大貴さん
2019年入社/セメント・生コン事業部所属
愛媛大学農学部卒/西予市出身/1996年生まれ
- 営業系
農学部に所属されていたのですね。
実家が米農家を営んでいたことから農業に興味を持ち、農学部に進学しました。授業は実習形式が多かったです。過疎化が進行している農村や漁村に足を運んで地域住民の方に聞き取りを行い、地域を活性化するための解決策について考えていました。いくつか解決策を練って、それらを実際に地域住民の方に提案していました。
大学で特に印象に残っていることは。
海外実習でインドネシア・バリ島の農村を訪問したことです。バリ島といえばリゾート地で栄えているイメージが強いですが、実際に行ってみると農村と観光地域では経済状況が大きく違い、想像以上の貧富の格差に驚きました。上下水道も整備されていないところが多く、きれいな水を飲むことすら難しい状況でした。当たり前のようにきれいな水が飲める日本での生活に改めて感謝しました。
大学とは違う分野ですが、キクノを選んだ理由とは。
高校まで柔道をしていたのですが、そのときの先輩がキクノで働いていて、紹介していただいたことがきっかけでした。就職活動では農業関係や警察官なども視野に入れていましたが、最終的には会社の雰囲気が良さそうだったことと、愛媛で腰を据えて働けるということからキクノを選びました。
採用試験はどんな内容でしたか。
適性試験と、面接が2回ありました。1回目の面接は人事担当者の方と役員の方2人でしたが、とても話しやすい雰囲気でした。大学での勉強の話や、私が打ち込んでいた柔道についてなどいろいろな話をしました。最終面接は社長でしたが、そのときも雑談などを交えてお話ししてくださったので落ち着いて話すことができました。
入社後の研修などについて教えてください。
初めに、コンクリート製品工場や生コン工場で製品知識や品質管理について学びました。その後本社で営業活動についての研修を受けました。研修後には、希望する配属先を聞いてもらえました。私は生コンについてさらに勉強したいという思いがあり、八幡浜の生コン工場に配属となりました。生コン工場では品質管理業務に携わっており、主に製品改良のための試験に取り組んでいました。
現在の仕事内容は。
約1年前から本社のセメント・生コン事業部で営業の仕事をしています。セメント・生コン事業部の中でもセメント部と生コン部で分かれており、私はセメント部で、主にセメントの営業活動や配車業務を担当しています。営業先は工事業者や建設会社などです。
1日のスケジュールを教えてください。
朝は8時から朝礼があり、1日の流れや注意点などに関してミーティングを行います。午前中は、担当している工事現場を訪問します。現場は1日に平均して2~3件程度を回ります。
午後からは自社の営業所で打ち合わせを行ったり、商品を出荷するサービスステーション(SS)で出荷予定のスケジュールを確認しています。またセメントを運ぶ際の配車業務もコントロールしています。携帯電話でドライバーや現場の方とやり取りをしながら配車の指令を出します。
車はチャーター車が3台あるのですが、現場間の距離や渋滞の可能性などを考慮して正確なスケジュールを組まなければならないので、難しい業務だと思います。仕事が終われば、18時~18時半くらいには退社しています。
配車業務は慣れるまでに時間が掛かりそうですね。
そうですね。現場と現場の距離感や道路の渋滞情報、現場に大型トラックを停められる場所があるか、などあらゆることを把握していないといけないので、慣れるまでには結構時間が掛かりました。現場の下見もすべて行ければ良いのですがなかなか難しいので、情報を調べたり地図を見たりして配送に必要な時間を計算しています。
仕事中にやりがいを感じる瞬間は。
現場の地盤によっては、セメントを予定以上に使ってしまい急遽足りなくなってしまう、ということがあります。そのような現場からの急な問い合わせがあった際に素早く対応し、「ありがとう」と言っていただけたときに、この仕事を頑張っていてよかった、役に立てたと感じます。
また、工事に携わった建物が完成したときにもやりがいを感じます。完成した立派な建物を実際に見て、地盤改良という「縁の下の力持ち」のような役割で働けていることに誇りを感じます。
現場のエリアは愛媛県内なのですか。
ほとんどが愛媛県内です。東予・中予・南予どこでも行きます。また最近では香川県など、県外の現場を担当させていただくこともあります。
仕事をする上で心掛けていることは。
「現場の方からの注文は断らない」ということを大切にしています。工事日程の面などで無理のある注文を受けることもあるのですが、基本的に全て断らずに引き受けています。
難しい仕事でも受けて、一つひとつ丁寧に対応することで、お客様からの信頼関係を築いていけると考えています。また、そういった急なご依頼のときに協力していただけるよう、普段から社内の方々とのコミュニケーションも密に取り合うよう心掛けています。
社内の雰囲気はどうですか。
和やかで話しやすい雰囲気です。困っている人がいたら声掛けをし合ったり、コミュニケーションを大切にしている会社だと思います。
会社のお休みはいつですか。
日曜日祝日と、第1・2・4土曜日が原則休日となっています。有休も自由に取れる環境が整っているので、休日面で困っていることは特にありません。
お休みの日の過ごし方は。
半年前くらいに子どもが産まれて、今は子どもとの時間を大切にしています。あとは車が好きなので、ドライブに出掛けたり洗車したりしています。実家に帰って農業を手伝うこともあります。
キクノの魅力は。
良い所はたくさんありますが、創業明治8年で140年以上の長い歴史があるところはなかなか他にはない魅力だと思います。長い歴史があるからこそ仕事を任せていただけているお客様も多くいらっしゃいます。
キクノで働くことに向いているのはどんな人ですか。
人と直接関わることが多いので、コミュニケーションが得意な方は向いていると思います。
就活生へのアドバイスをお願いします。
説明会や面接などで会社に質問をできるタイミングがあるときは、積極的に質問することをオススメします。自分が納得できるまで詳細を聞いた上で、本当に入りたい会社を見極めることが一番大切だと思います。
企業DATA
株式会社キクノ
- 本社
- 松山市大手町1-8-8
- TEL
- 089-941-0007
- 設立
- 1875年
- 従業員数
- 100人(グループ計480人)
- 代表者
- 代表取締役社長 菊野 先一
- 事業内容
- セメント・生コン事業、コンクリート製品事業、石油販売・発電事業など
- 外部サイト
- リクナビ
- 新卒採用実績
- 2019年度2人/
2020年度1人/
2021年度3人/
2022年度1人/
2023年度5人/
2024年度5人予定