2025.05.16

会社紹介

最先端技術とノウハウで
高品質な薄板製缶を追求

株式会社西岡鉄工所

【本社】新居浜市多喜浜6-6-35
・従業員数/25人
・設立/1961年
・事業内容/各種機械カバー・制御盤筐体等薄板製缶品製作

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加工が難しい金属も
多様な技術で思いの形に

西岡鉄工所は1933年創業。住友機械製作(現 住友重機械工業)の工場内での加工請け負いからスタートし、現在は新居浜市内に自社工場を構え、製缶加工を手掛けている。
製缶加工は鋼板を切断し、曲げ、溶接加工を施して立体状の形を作り上げる。同社は厚さ3㍉㍍未満の薄板の取り扱いを得意とする。製品は10㍍を超える大型機械の制御盤や印刷機のカバーから手に乗るサイズの部品まで多岐にわたる。
取引先は全国大手重工業メーカーのほか、地元新居浜の同業者など幅広い。制御盤においては、グループ会社の西機電装と連携して完成品まで一貫製造できるのが強みだ。

薄板は加工時、特に溶接の熱によりひずみが生じやすいが、同社は多種多様な製缶品の製作に携わる中で加工技術を高めてきた。加えて高性能な設備を業界で先駆け積極的に導入。今では加工の難易度が高いステンレス素材でも厚さ0.8㍉㍍の薄さまで対応可能に。さらにロボット溶接システムを活用し、量産品や大型品も安定した品質で製造できるようになった。

最適な技術を選定し
新たな付加価値提供も

高品質な溶接を実現するには使いどころを見極めるのが重要という。同社では一般的な溶接に加え、高出力で光エネルギーを一点に集中させ加工を行うレーザー溶接を採用している。
レーザー溶接は、ハンディータイプとロボットシステムの2種類を使い分ける。ハンディータイプは文字通り、溶接光を照射するヘッド部分を手に持ち加工することで複雑で細かい作業が可能だ。コンピューター制御で動くロボットシステムは、同じ加工を連続して安定的にできる強みがある。いずれも板厚の異なるものや異種材、アルミ・チタンなどの難溶接材の溶接もできる。一方、10㍍クラスの大型製品はTIG、CO2といった一般的な溶接機で対応。製品や部品によって最適な溶接加工を使い分ける。

レーザー溶接はひずみが少ないため、修正の時間軽減につながる。また加工手順を見直して新たな製品設計の提案も行える。
例えば、仕上がりがきれいな利点を生かし、曲げ加工で箱型にしていた工程をレーザー溶接加工に変更。製品の内側の部品を先に取り付けてから溶接でふたをすれば作業効率の向上につながる。また、板厚を薄くすることで軽量化や製品のコストダウンにも貢献。単なる加工の請け負いに留まらず、取引先に新たな付加価値を提供している。

溶接工程だけでなく、切断や曲げ工程においても新たな設備を積極的に導入。無人運転が可能なレーザー切断システムの導入を予定だ。常に生産技術の向上を図り、食品機械や医療機器分野への進出も見据えている。

技術力に加え
人間力の向上にも注力

設備投資と並行して力を入れているのが人材育成。機械がいかに最新であっても、それを扱う人の成長がなければ高品質な製品を継続して生み出すことはできないという考えだ。
図面通りに製品を仕上げるためには、その図面に記載されている情報を正確に読み取らなければならない。また切断機や曲げ加工機、溶接システムは、実際の加工作業を機械が行うが、その操作には数値設定や材料のセッティングなど、人の技術・経験が求められる。
工業系出身であることが必須と思われがちだが、地元の業界団体が運営する研修やメーカー主催のセミナーを活用したり、現場で先輩とペアを組みOJTで技能を習得していくので、入社後に製造業界の知識を身に付けることが可能だ。

同社では製缶だけでなく、全長8㍍の大型乾燥炉を付帯した焼き付け塗装設備も備え、塗装や組み立て工程も行う。こうした多岐にわたる作業工程を分業して取り組んでいるが、技術者が工程や取引先ごとに固定されることはない。複数業務を担当し、柔軟な対応ができる「多能工化」を進めている。

加工を行う上で欠かせない図面の作成も自社で行う。作成するのは、取引先から提供された完成図面をもとに部品ごとに分けた展開図面だ。曲げ加工や溶接加工といった作業に合わせて、製品を作りやすい部品に分解。その部品の寸法や加工手順、穴あけ位置などの詳細情報も記載する。正確に迅速に加工するための重要な役割を担っている。

図面の作成にはCADを用いる。CADの知識がなくても、プログラミングや図面読解スキルがあればCADオペレーターとして活躍できる。外部研修などを活用しつつ、OJTで図面の読み取りや加工方法の理解を深めさせて着実な成長を促す。

皆が納得できる賃金体系
社員一丸で新たな挑戦を

地元地銀系のシンクタンクにコンサルティングを依頼して人事評価制度を刷新。資格取得や技術習得度、社会人としての基本姿勢など、十数項目にわたる評価項目を設定して公正な評価を行えるようにした。同時に給与や退職金体制も見直し、多くの社員が納得できる賃金体系を目指した。

ロボットシステムなど加工技術は常に進歩。現状に固執すれば時代の波に取り残されかねない。だからこそ、積極的に情報を収集・共有し、既存技術の深化と新たな挑戦を両立させる姿勢を貫いている。

 

 


[求人内容]

1.募集要項

職種 ①営業、管理
②NCマシンオペレータ、製缶溶接工
応募条件

①短大・高専・専門卒以上 
②高卒以上

募集学科

①全学部全学科
②普通科、機械科、電子機械科

仕事内容

①営業、管理
②各種機械カバー・制御盤筐体等薄板製缶品製作

勤務地

新居浜市

勤務時間

7:55~17:00

 

2.給与・福利厚生

月給 ①219,600円
②193,600円
諸手当 通勤手当、皆勤手当、家族手当、役職手当、住宅手当、特別手当、教育手当等
昇給 年1回(4月)
賞与 年2回(7月、12月)
休日・休暇 年間休日115日(年末年始、夏季、地方祭等長期休暇有)
福利厚生 保険会社と連携した入院補償制度など

企業DATA

株式会社西岡鉄工所

https://www.g-nishioka.co.jp/

本社
新居浜市多喜浜6-6-35
TEL
0897-46-0303
設立
1961年
従業員数
25人
代表者
代表取締役社長 西岡 圭
事業内容
各種機械カバー・制御盤筐体等薄板製缶品製作
新卒採用実績
2020年度 1人/2021年度 0人/2022年度 0人/2023年度 0人/2024年度 0人/2025年度 0人/2026年度 1人予定
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