2023.06.26
若手社員インタビュー人の良さが魅力
話すより聞くことを大事に
宮川 和さん
2022年入社/営業部営業1課所属
奈良女子大学生活環境学部卒/松山市出身/1999年12月生まれ
- 営業系
四国シキシマパンに入社を決めた理由、魅力を感じたところは何ですか。
家族と住む自宅から通勤できることのほか、社員皆さんの人の良さを感じたことが大きな理由です。4月に面接を受けて内定が出た後、入社の承諾、決める時期について「夏」とお答えしたら、希望通り待ってくださいました。「夏まで、納得いくまで就活してください」と言われ、就活生の身になって対応してくださる人の良さを感じました。
コロナ禍の真っただ中でしたが、メールやオンラインでのやりとりにも柔軟に対応して就活生の言葉を聞いていただきました。社員の皆さんとの相性の良さを感じたのが入社を決めた第一の理由です。
学生時代に力を入れていたこと、頑張ったことは。
奈良の飲食店でのアルバイトです。天丼と中華の2店で計3年余り続けました。お客様が求めているもの、必要とされる接客について考え、実際にやってみる機会になりました。今の営業職でも必要な、お店とその先にいらっしゃるお客様の声を聞くことの大切さを学んだ体験になったと思います。
また、サークル活動では「奈良の食材プロジェクト」で、奈良地方に伝わる食材を調べました。卒業研究ではパンのことについて研究し、米粉パンを試作し、作る難しさと結果の分析をしました。
入社してからの研修やこれまでの仕事について。
入社後最初の1週間ほどは製造、営業、技術、販売、出荷・物流といった社内各部門の業務について学ぶ研修があります。社外講師を招いたビジネスマナー研修や食品安全・交通安全教育の受講もあります。
その後、グループに分かれて2ヵ月余りかけて各部門を順繰りに現場実習しました。
配属先は本人希望を考慮してくださいますが、異なる部所への配属もまれにあるようです。
私の場合、希望通り営業部に配属され、担当する松山の北部エリアを6月半ばから先輩と一緒に回る研修を重ね、9月半ばから営業担当者として一人立ちしました。
心がけているのは
「話すことより聞くことを大事に」
担当するお店の数は。
スーパー、ドラッグストアなどの大型店、そのほか中小規模のお店合わせて85店ほどあります。
1日に平均して7~8軒、多い日で10軒以上、少ない日で5軒ほど回ります。1軒についての訪問は週2回から月1回程度まで頻度に幅があります。場合によっては営業巡回をせずに事務作業のみを行う日もあります。
訪問先ではどんなことをするのですか。
営業担当者として商品を前面に出したり補充したり、販促物の設置など売り場のメンテナンスを行います。品切れとなっている商品があればお店の担当者の方に発注を促したり、売れない商品は売り方を変えるような提案をします。扱う商品は200種類以上あります。
販促企画では、季節に合わせた商品の提案などを行います。例えば行楽シーズンのお弁当に最適なサンドイッチ用パンやロールパンを提案するという感じです。
また、別部門のチラシ商品との関連販売を提案することもあります。卵が安い日に卵を使ったレシピを掲示してイングリッシュマフィンを販売する、などです。
勤務時間や休日はどのようになっていますか。
9時~18時の勤務で、休日は土日の完全週休2日制です。稀に担当するお店で集客や発売日の都合で土日に出勤することがあります。休日出勤した場合は必ず別の日に代休を取得するようになっています。
仕事をしていてやりがいを感じるときは。
提案した企画が採用され、「あの企画良かったよ。よく売れたよ」という声を聞いた時ですね。最終的な消費者はお客様なので、よく売れたということはお客様に好評だったということになります。それはうれしいですね。
働く上で心がけていることは何ですか。
「話すことより聞くことを大事に」ということです。営業というと、売り込みのためのトークが思い浮かびますが、まず最初にお客様に何が求められているのか知ることが大切で、お店の方との会話では「聞くこと」を重視しています。
リフレッシュは「目当ての外食店で昼ごはん」
仕事中のリフレッシュ方法は。
食べることが好きなので(笑)、今日は昼ごはんを何にしようかな、どこで食べようかなと考えるのが楽しみです。営業エリアのその日お目当ての外食店をあらかじめ調べておきます。食べてリフレッシュですね(笑)。
入社後の苦労、社会人になって驚いたことは。
外回り中心の営業職はスケジュール管理が良くも悪くも自分次第なので、曜日ごとの流れをつかむまで大変でした。自由度が高く、一人ひとりに任されるので、自分でどう効率化するか考えてスケジュールを組み立てます。
職場の雰囲気を一言で言うと。
「穏やか」です。就活の時に抱いた印象通りで、シキシマパンの商品イメージ通りです。
会社の特長、好きなところは。
やはり人がいいこと。何か悩んでいると「最近、大丈夫?」と声をかけてくださったり、お菓子を差し出してくださったり。気にかけてくださる温かい先輩たちに恵まれています。
目標にしている先輩は。
自分の仕事をこなしながら、メリハリをつけて仕事も家庭も大事にされ、子育ての時期に時短勤務をするなどワークライフバランスが充実している先輩です。憧れます。
休日はどのように過ごしますか。
家族とゆっくりしたり、学生時代の友人とドライブに行ったりしています。同期とも仲良くて、休みの日に一緒に出かけたり、金曜日の仕事を終えて食べに行っておしゃべりしたりします。
初給料をもらった時の気持ちは。初給料の思い出は。
やっぱりうれしかったです。学生時代のアルバイトで得る報酬とは少し違う感じです。社会人としての初給料で親に何か恩返ししようと思い、家族で食事に出かけました。
視野広く持って、「好きだな」と思うことを軸に
就職活動を控えている学生へのアドバイスはありますか。
視野を広く持つことをお薦めします。就活しながら気付くことが多くあり、面接官と話していく中で気付けたこともあります。選考の機会をあまり重く考えず、成長の過程と捉えて、面接では自分の本当の思いを正直に、自然に受け答えするのがよいと思います。
また、自分の進もうと思う業界だけでなく、ほかの業界も見ることをお勧めします。そうすることで自分の希望する進路を自分はなぜ望んでいるのか見えてくることがあります。
面接の方法、スケジュールはどのようになっていますか。
私の場合は2回の面接があり、一次面接は人事担当者2人と、二次面接は企画管理部長、営業部長、工場長、社長の4人と対面式の面接を受けました。
自社に向いていると思う人はどのような人でしょう。
好奇心旺盛な人。私のいる営業職では特にそうだと思います。売り場を見て、提案して、という流れが主なので、パン売り場だけでなく、それ以外の売り場も見ながら考えることで生まれるアイデアがあります。そのためいろんなところ、周りに興味を持ってアイデアを膨らませて、チャレンジ精神で提案していくという力があると強いと思います。
最後に何か付け加えることがあれば。
パンをいろいろ食べ比べて、「やっぱり自社のパンが美味しいな」と思いました。就活で迷っている方は、自分が興味あるものを実際に使ってみたり、食品なら食べてみたりすることが会社選びの基準になると思います。自分が売るものを「好きだな」と思えるというのは、就活の軸になるのではないかと思います。
企業DATA
株式会社四国シキシマパン
- 本社
- 伊予郡砥部町岩谷口110番地
- TEL
- 089-962-4111
- 設立
- 1980年
- 従業員数
- 385人
- 代表者
- 代表取締役社長 窪田 英治
- 事業内容
- 各種パン類並びにその他和洋菓子類の製造販売および直営店の運営
- 新卒採用実績
- 2021年度 6人/2022年度 12人/2023年度 6人/2024年度 5人/2025年度 10人予定 採用問合せメールアドレス(shinichiro-tanabe-shikoku@pasconet.co.jp)