自分の好きを仕事に
パンと共に成長を目指す

株式会社四国シキシマパン

仙波 希隆さん
2025年4月入社/製造一課所属
県立東温高等学校卒/松山市出身/2006年5月生まれ

  • 専門系

学生時代の思い出や力を入れたことを教えてください。

中学生の頃は音楽に強い関心があったことから吹奏楽部に所属していました。担当楽器はチューバで、演奏全体を支える力強い低音はまさに「縁の下の力持ち」といった感じで非常に魅力的な楽器です。練習中に部の仲間と演奏技術を競ったのは良い思い出です。

高校では一転してワープロ部に所属し、パソコンのタイピング技術を磨いていました。正確性とスピードを競う大会に出場し、チームで入賞しました。どちらの活動も真剣さの中に楽しさがあり、集中力と忍耐力を育むことにもつながったと感じます。

この業界を選んだ理由は何ですか?

就職活動をする上で私が重視していたのは「その仕事を長く続けられるかどうか」です。自分の好きなパン作りを仕事にするのが一番と考えたのが四国シキシマパン入社のきっかけでした。

子どもの頃からパンを食べることが好きで、学生時代の職業体験でパン作りに触れたことで「作ること」にも関心を持つようになりました。
パンと一口に言っても、味や香り、形、柔らかさと特徴は千差万別で知れば知るほど面白いです。例えば、パン生地は原材料によって柔らかさが変わり、柔らかいものほど整形作業時に形が崩れやすくなるから大変なんです。作る側の視点に立つといろいろな試行錯誤があることが分かりました。

面接はどうでしたか。

社長、企画管理部長、工場長の3人による対面式の面接を1回受けました。受け答えで言葉に詰まることが多々ありましたが、「ゆっくりでいいですよ」と優しく声を掛けてもらえたため、自分の熱意を最後まで伝えることができました。

入社してからの研修やこれまでの仕事について教えてください。

入社後の研修では、パンの仕込み・整形・包装、出荷のための仕分け、営業など社内の各部門の業務を2週間掛けて一通り体験しました。その後、適性に応じて配属先が決まるのですが、私は第1希望だったパンの製造を行う「製造一課」で仕込みを担当することになりました。

小麦粉や塩といったパンの原材料を計量し、それらを専用の機械に投入するのが主な仕事です。分量の誤りや、袋の破片など異物の混入を防ぐためには高い集中力が求められるので、パン製造の基盤を支える重要な工程だと感じています。

初給料の思い出は。

初任給を受け取った際には、まず母に花束を贈り、日頃の感謝を伝えました。兄弟にはお菓子や服をプレゼントしました。社会人としての第一歩を踏み出した実感が湧き、家族に喜んでもらえたことが嬉しかったです。

職場の環境に感謝
日々やりがいを感じる

職場の雰囲気はどうでしょうか。

職場はとても温かい雰囲気で、先輩方は後輩を気遣ってくださいます。休憩時間には談笑することも多く、会社の歴史や製造にまつわるエピソードを教えていただけるので、私はメモを取りながら学んでいます。知識や経験を惜しみなく伝えてくれる環境に感謝しています。

勤務時間や休日はどのようになっていますか。

7時出勤・16時退社の基本8時間勤務です。ゆくゆくは16時や20時から開始の夜勤にも携わります。休日は完全週休2日制で休める曜日はシフトによって異なります。

入社後の苦労、社会人になって驚いたことは。

最初は立ち作業に慣れておらず、毎日のように筋肉痛になっていました。最近は体力を補うためにランニングに励んでいます。社会人生活は大変な面もありますが、一方で自分を成長させる刺激になっています。

どんなときにやりがいを感じますか。

自分が携わっているパンがスーパーなどに陳列され、それを地域の人々が手に取ってくれているのを見ると「日常生活を支える大事な仕事なんだな」とやりがいを感じます。

将来、どんな風に成長したいですか。

機械の操作を早く習得して仕込みのスピードを向上させたいです。また、さまざまな種類のパンの製造を通して見識を深め、会社の発展に貢献できる人材に成長することも目指します。

松山工場では365日おいしい食事を提供する社員食堂を完備

好きな四国シキシマパンの商品は何ですか?

私のお気に入りは「ふんわり牛乳ぱん」です。ボリュームがあり小腹が空いた時のおやつにピッタリです。中に入っているミルクホイップクリームは濃厚で、口いっぱいに広がる甘さは格別。食べ終えた後の満足感が高い一品です。

おすすめの「ふんわり牛乳ぱん」

休日の過ごし方や趣味について教えてください。

休日は同僚や学生時代の友人と食事やボウリング、カラオケを楽しんでいます。趣味は音楽で、演奏することも聴くことも好きです。小学生の頃からピアノを嗜んでおり、クラシックやJ-POPの曲を弾くことができます。現在は会社の寮に住んでいるためピアノが手元にありませんが、近い将来電子ピアノを購入してまた演奏に打ち込むことができればと考えています。
ちなみに私は「Mrs. GREEN APPLE」の大ファンで、寮の部屋には彼らのグッズを数多く飾っています。音楽を通じて日々の疲れを癒し、前向きな気持ちを保つことができています。

貴社に向いていると思う人はどのような人でしょう。

自分の仕事に真剣に打ち込める人です。失敗をしても立ち直り、不撓不屈の精神で挑み続ける姿勢が大切だと思います。

就職活動を控えている学生へのアドバイスはありますか。

進路を決める際には1人で抱え込まず、家族や友人、先生と相談してほしいです。既に方向性が決まっている人も、「その仕事が本当に自分に合っているのか」「長く続けられるのか」を確認する意味で、インターンシップに参加することをお勧めします。実際に働く現場を体験することは、ミスマッチを防ぐ上で非常に有効です。

企業DATA

株式会社四国シキシマパン

https://sikoku.pasconet.co.jp/

本社
伊予郡砥部町岩谷口110番地
TEL
089-962-4111
設立
1965年
従業員数
371人
代表者
代表取締役社長 窪田 英治
事業内容
各種パン類並びにその他和洋菓子類の製造販売および直営店の運営
新卒採用実績
2021年度 6人/2022年度 12人/2023年度 6人/2024年度 5人/2025年度 12人/2026年度 12人予定
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