2024.09.02
若手社員インタビュー小さな頑張りも評価に
いい会社に入ったと実感
岩崎吏槻(りつき)さん
2019年入社/製造8係所属
新居浜工業高校電気科卒/新居浜市出身/2001年8月生
- 技術系
学生の頃はどんな仕事に就きたいと思っていましたか。
電気工事をしている兄の影響で自分も同じ道に進もうと思い、新居浜工業高校の電気科を選びました。ですが、友達が所属していた金属加工やロボット製作を行う機械部という部活の見学をした時に、実際にものを作る機械加工の仕事に就きたいと思うようになりました。
就活では機械科以外も応募できる3社に絞りました。そのうちの1社が曽我部鐵工所でした。家族や知り合いのおじさんが口をそろえて「曽我部鐵工所がいい」と言いました。私もHPなどを見て一番ときめきました。
面接で印象に残っていることは。
面接は社長が担当してくれました。社長という言葉だけで怖いイメージがあり緊張しました。会ってみるととても気さくで、緊張をほぐしてくれたのが印象的でした。面接では、高校の時に頑張っていたことや志望動機などを聞かれました。面接が終わった後はより一層、ここで働きたいと思うようになりました。
入社してどんな研修を受けましたか。
3ヵ月くらいマンツーマンでの研修がありました。機械の扱い方や加工手順など初歩的なことから学びました。知識ゼロだったので、ボタンの意味も分からず覚えるのが大変でした。
何度も同じことを聞いてしまいましたが、指導してくれた上司はその都度丁寧に説明してくれました。こうしたこともあり、仕事に対して不安はなく、実際にどんな仕事をするのだろうと楽しみで仕方がなかったです。
今の仕事内容を教えてください。
「製造8係」に所属しています。8係は私を含めて4人いて、重機などに取り付ける歯車を製造しています。歯車の種類はたくさんあります。
例えば、動力(エネルギー)を他の部品に伝達する役割があるピニオンシャフトという棒状の軸が付いた歯車です。工程は、製品の形に削り取る切削加工、歯の部分を作る歯切り加工の二つに分かれます。私は切削加工を担当しています。旋盤機という大型の機械を使います。
最初に加工した時のことを覚えていますか。
加工手順が頭に入っていても実際に機械を操作するとなると危険が伴います。ですので最初は先輩が付きっ切りの状態で作業をしました。原料が削られてどんどん形が変わっていく姿に見とれて、出来上がった製品を見たときはとてもきれいだと感動しました。思わず記念に写真を撮りました(笑)。
加工の難しい点は。
機械はコンピューター制御で数値を入力すればその通りに動いてくれます。ただ、温度などで原料の状態が微妙に変わりますし、原料を削る刃物も少しずつ摩耗していきます。なので一気に仕上げるのではなく、まずは所定の寸法よりも大きめに削って、一度測定をします。その結果を元に、機械を微調整して仕上げます。この微調整が難しいですね。先輩や上司に教わりながら経験を積んでいます。
また旋盤加工は、加工物を回転させながら刃物で削ります。その加工物を機械にセッティングする際には、真ん中に付けないと不良品になります。これを怠って不良品を出してしまったことがあります。
その際は、報告書を提出して上司と社長の3人で話し合い対策を考えました。失敗をしたら同じことを繰り返さないように解決法を考える。学生の頃とは違うなと気が引き締まりました。
仕事をする上で気を付けていることは。
ミスを無くすというのも大切ですが、けがをしないよう安全面にも気を付けています。最悪の場合、一人のけがで工場全体が止まる可能性があります。自分が働けなくなるかもしれないということもありますし、会社や取引先にも迷惑を掛けてしまいます。そうならないために、機械は手順通りに操作するなど基本を忠実に守るようにしています。
仕事をしていてうれしい瞬間は。
頑張ったことが認められるのが一番うれしいです。
自分で考え、測定などの作業工程を入れ替えることで加工時間を短縮し、これまでよりも多くの製品を作れるようになった際には「よくやった」と褒めてくれました。時間にすると数分の改善かもしれませんが、ちょっとしたことも評価してくれるのはモチベーションアップにつながります。
また会社は人事評価制度を強化しているところで、普段の頑張りが給与面にも反映しています。給与は大手に就職した友達にも負けていないのも励みになります。
職場の環境はいかがですか。
現場は暑いというイメージがあるかと思いますが、扇風機とスポットクーラーが設置されていて意外と快適です。飲み物の支給もあります。休憩は、昼食休憩のほかに、午前と午後に10分ずつの休憩があるので集中を切らさず作業できる環境だと思います。
職場の雰囲気はどうですか。
家族と過ごしているような雰囲気です。上司は父、先輩は兄のように感じています。休憩時間は趣味のゴルフの話をよくしますね。加工作業は気が付いたら時間が経っていて、報告業務も楽しいです。
職場環境や人間関係、会社の制度など、全てがいいと思っているので、仕事を探している知人に当社を紹介しました。その知人は2024年の4月に入社しまして、すごくいい会社だといってくれました。
休日の過ごし方は。
今はゴルフです。月に2~3回はラウンドします。入社してから始めました。年2回ある社内コンペには必ず参加しています。社内で一番ハマっているかもしれません。一緒にプレーするのは会社の人や友達です。
周りの反応は。
初めての給料で両親と兄、妹に焼肉をごちそうしました。仕事の話になって、上司や先輩のことなどを話していると「いい会社に入ったな」といってくれ、曽我部鐵工所を選んで間違いなかったと改めて思い出したのを覚えています。
今後の目標は。
まずは今やっている旋盤加工を極めること。その後は歯切り加工にも携わるなど新しいことにどんどんチャレンジしたいです。最終的には製造部のトップになれればと思っています。
就活をしている人にアドバイスを。
ネームバリューにこだわり過ぎないこと。地域でコツコツ頑張っているいい会社はたくさんあります。それを知るためには、両親や先輩、地域の人の声を聞いて参考にしてください。
曽我部鐵工所に向いている人は。
元気で真面目な人です。あと当たり前ですが、あいさつがしっかりでき、遅刻や無断欠勤をしないこと。
私自身、取り柄がなかったですが、こうしたことを心掛けていると、周りがちゃんと見ていて、手厚いフォローもしてくれました。未経験でも問題ありません。しっかりと受け止める体制がありますので気になったら話を聞きに来てください。
企業DATA
株式会社曽我部鐵工所
- 本社
- 新居浜市阿島1-4-25
- TEL
- 0897-67-1700
- 設立
- 1935年
- 従業員数
- 98人
- 代表者
- 代表取締役社長 曽我部 優弘
- 事業内容
- 建機用歯車部品製造
- 新卒採用実績
- 2022年度 1人/2023年度 0人/2024年度 0人/2025年度 5人予定