学生の頃はどんな仕事をしたいと思っていましたか。
ものづくりが好きで製造関係の仕事に就きたいと思っていました。高校の部活では「旋盤部」に所属して、金属加工の練習をしていました。学校にある機械が手動なので大変でしたが、加工した部品同士がぴったりと合った瞬間がとてもうれしかったです。
共同計器を選んだきっかけは。
父が共同計器で働いていて、子どもの頃に社員旅行に連れて行ってもらったことを覚えています。どんなことをしているんだろうとずっと思っていたので、インターンシップの募集を見た時に迷わず応募しました。インターンでは分銅(おもり)の校正作業を体験しました。分銅の精度を確認するのが校正なのですが、そもそもそんなことが必要なのかということに驚きました。分銅も使っていくうちに摩耗したり、油分やほこりの付着で質量が変わるそうです。手持ちタイプで最大20kgと結構重たいんです。少し腰が痛かったのですが、筋トレにもなるし楽しかったです。
共同計器以外にも鉄工所や大手の製造会社などに企業訪問をしましたが、自分には合わなさそうだと思いました。インターンの時に専務が「久しぶり」と声を掛けてくれたことも共同計器に入りたいと強く思うようになったきっかけの一つです。
面接はどうでしたか。
テレビや動画で見るような、すごい広いところにぽつんと座らされ、物々しい雰囲気で行われるイメージがあったので、緊張するし嫌だなと思っていました。実際はそうではなく、とても話しやすい雰囲気で安心したのを覚えています。部屋も広くなかったし(笑)。
入社後の研修はどうでしたか。
入社後すぐの3日間は社外でマナー研修を受けました。その後の1週間は、社内で校正をするための基礎知識を身に付ける講習を受けました。業務は製造工場などの現地で行うことが多いのですが、現場ごとにルールがあります。事故なく働くための安全教育も受けました。正直、早く現場に行きたかったのですが、研修は社長が担当してくれて、緊張しましたがとてもやる気になりました。
仕事内容を教えてください。
計量器の検査・校正や修理、設計を行う技術部に所属して、検査業務を行っています。計量器もいろいろな種類があります。ものを搬送するベルトコンベヤーと一体になっていて、連続で計量できる大型で複雑なタイプもあります。検査業務は、こうした計量器が故障していないかを確認します。同時に分解してメンテナンスを行います。
業務は複数人で対応します。現場もメンバーも固定ではありません。誰とどこに行っても対応できるようにしています。今は先輩の指示を受け作業をしています。
いろいろな現場に行くのは大変ではないですか。
同じ設備でも現場によって環境が違えば故障の原因が違います。なので応用力が求められますが、私は同じことをやるのが向いていない性格だと思うので、飽きることなく仕事ができる今の業務が楽しいです。
仕事をする上で心掛けていることは。
作業工程や専門用語など覚えることが多くて、一度で全部理解するのは大変です。作業が落ち着いた時にメモを取り、後で読み返すようにしています。それから、分からないことがあればその場で確かめるようにしています。うやむやにしたままのほうが迷惑を掛けることになりますから。遠慮なく聞けるので助かっています。
リフレッシュ方法はありますか。
現場がある日は先輩がいつもおいしい店に連れて行ってくれるので、それがリフレッシュにつながっています。最近のお気に入りは旧東予市にある「マム」というお店で、ボリュームのあるチキンカツがとてもおいしいです。
学生とは違うんだなと思う瞬間はありますか。
朝早く起きれらるようになったり、汚れた作業服を見ると自分でも大人になったな、頑張ってるなと実感します。あと月並みですが、給料をもらうことですね。初めて給料をもらった時はこんなにもらっていいのだろうかと思いました。でもすぐに車のローンのことを思い出して・・・。もっと頑張って稼ぎたいと気合を入れ直しました。
会社のいいところはどこでしょうか。
20~60代と年代はバラバラですが、和気あいあいとした雰囲気がいいです。でも現場ではピシッと引き締まっています。現場でぼーっとしていては事故のもとですので、こうしたオンとオフの切り替えがしっかりしているのもいいと思います。
あと、社内にジムがあります。先ほども言いましたが、分銅は最大で20kgあり結構重たいので、腰痛に悩まされる先輩もいます。これまでも色々と対策をしてきたそうですが、解決にはつながらなかったみたいです。そこで、体を鍛えてもらうためにジムを作ったそうです。継続できるようトレーニングは業務扱いになっています。私は腕を鍛えたいと思っています。
休日は何をして過ごしていますか。
野球をしています。草野球チームに所属していて、ポジションは主に外野です。一回だけピッチャーをやりました。あとはドライブです。学生の頃と違い、運転できるようになって自由にどこにでも行けるのは楽しいですね。
これからの目標は。
まずは教えてもらったことをしっかりと覚え、足を引っ張らないように頑張りたいです。いつか自分がリーダーとなり、それまでに得た知識・技術を後輩に伝えていきたいです。
学生にアドバイスをお願いします。
インターンなどに行って、会社の普段の雰囲気を感じてください。迷った時には身近に相談するのが良いでしょう。機械を触ったり、知らないことを知りたい意欲の高い人はぜひ、共同計器で一緒に働きましょう。
企業DATA
共同計器株式会社
http://www.kyodo-scale.co.jp/index.html
- 本社
- 愛媛県新居浜市磯浦町16-11
- TEL
- 0897-34-1151
- 設立
- 1950年
- 従業員数
- 29人
- 代表者
- 代表取締役社長 矢田 義久
- 事業内容
- 計量器製造・販売・メンテナンス
- 外部サイト
- リクナビ
- 新卒採用実績
- 2020年度 2人/2021年度 0人/2022年度 1人/2023年度 1人/2024年度 5人予定