2025.01.06
若手社員インタビュー「地図に残る仕事」がやりがい
経験を重ねるごとに成長を実感
吉田 知弘さん
2016年4月入社/建築部
松山市出身/松山工業高等学校建築科卒/1998年生まれ
- 技術系
エム・ワイ・ティへの入社に至る経緯を教えてください。
私は松山工業高校で建築を学んでいましたので、建築関係の会社に勤めたいと思っていました。県内の企業が希望でした。そうした中、所属していたラグビー部の顧問から、部のОBがエム・ワイ・ティにいると聞いたのがきっかけです。あとは普通に求人票に応募して面接を受けましたが、面接といってもすでに採用を前提とした意思確認のようなものでした。
入社後には新入社員研修があったのですか。
社会人としてのマナーや会社の業務全般に関する研修が1週間程度ありました。それ以降は、実際の現場で先輩社員の下で仕事を学ぶというОJTでした。
建築部への配属はいつ決まったのですか。
求人の段階から現場監督の募集でしたので入社前から決まっていました。私の希望通りです。
現場監督の仕事とはどういったものですか。
現場監督のことを施工管理ともいいますが、施工管理は大きく分けて四つの管理から成ります。一つは「工程管理」です。決まった工期内に建築物を完成させるため、スケジュール調整や進捗管理を行います。
次が「品質管理」。設計士が作成した図面通りに工事が行われ、品質基準をクリアしているかどうかを確認します。
「原価管理」は、決められた予算内に収めるためのコスト管理です。
最後が「安全管理」で、事故やトラブルがなく工事が進むよう安全を確保することです。
とても幅が広いですね。
はい。ですので、いくつもの現場を経験する中で段階的に仕事を覚え、それに伴って任される仕事の範囲が広がっていきます。全て1人でできるようになるには1級建築施工管理技士という国家資格の取得が必要になります。私はその一つ手前の1級建築施工管理技士補という資格を2022年に取りました。
工事全体を任される現場監督に
資格取得を会社が後押し
それらの資格はどうしたら取得できるのですか。
施工管理技士も施工管理技士補も、年に1回実施される筆記試験に合格する必要があります。施工管理技士補は、私が受検した頃は受検資格として一定の実務経験が必要だったのですが、法律が改正されて今では19歳以上であれば誰でも受検できます。
施工管理技士は現在も実務経験が必要ですが、私の場合でいうと今年その実務経験年数を満たしますので、11月に行われる試験を受けて合格し、「補」を外すのが目標です。
どんな受検勉強をするのですか。
受検前の半年間ほど、予備校に通いました。また、同時期に受検する会社の後輩と一緒に仕事が終わった後に勉強したりしました。過去に出題された問題をひたすら解くといった勉強方法でした。
資格取得にあたり、会社の支援はあるのですか。
業務に必要な資格ということで、合格すれば受検料や予備校の受講料は会社が負担してくれますので費用的な心配はありません。また、資格が取れれば給与に資格手当が上乗せされます。
現在の吉田さんの1日の仕事の流れを教えてください。
毎朝8時に現場に直行します。会社から1人1台社用車が貸与されていますので、移動にはそれを使います。朝にスケジュールの確認や情報共有をした後、監督業務を行います。現場事務所でCADを使って施工図を作成するといったデスクワークもあります。通常午後5時には工事を終え、直帰します。ただ、スケジュールに遅れが出た場合は残業や休日勤務もあります。休日は原則日曜です。
現場を担当している間、例えば工期が1年の工事であれば、そうした毎日が1年続き、その間は会社のオフィスに出社することはあまりありません。
仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか。
私たちの仕事の特徴は、何十年も地図に残るものを作っていることです。ですので、建築物が完成した際には感慨深いものがあります。具体的にどれとは言えないのですが、私が関わった建築物の中には皆さんがご存じであろう店舗や施設がいくつもあります。
私自身、自分が工事に携わった店舗に後日行ってみたりすることもあります。工事をしていた時のことを思い出すとともに、店が繁盛しているとうれしい気持ちになります。また、経験を重ねるごとに任せてもらえる仕事の範囲が広がり、成長を実感できることもモチベーションにつながっています。
反対に、しんどいのはどんな時ですか。
一番は、悪天候や何らかのトラブルが原因で工事の進捗が計画よりも遅れている時です。残業や休日勤務をすることによる身体的な疲れもありますが、精神的なプレッシャーの方が大きいです。
会社もそのあたりを理解していますので、一つの現場が終わったら次の現場まで少し間を空けてくれます。その間にまとまった休暇を取ってストレスを解消し、フレッシュな気持ちで次の現場に臨むようにしています。
他に気を遣う点としては、最近の夏は暑さがひどい上に、職人さんの高齢化も進んでいますので、皆が熱中症になったりしないよう神経を尖らせています。
職場の雰囲気はどうですか。
とても風通しが良い会社だと思います。仕事の話はもちろん、プライベートのことも気軽に相談しています。
年に1度の社員旅行には社員本人だけでなく家族も連れていけますので、家族ぐるみのお付き合いができます。行き先は昨年は沖縄でしたが、海外の年もありました。
また私の場合、会社の行事ではなく、釣り好きの同僚たちと一緒に船釣りに行くこともよくあります。
他に貴社の良いところは。
給与や福利厚生など待遇面で恵まれており、満足しています。私は2歳と1歳の子どもがいるのですが、会社は社員の家庭のことも気にかけれくれますので、安心して仕事に励めます。毎年会社がクリスマスケーキとおせち料理を社員に贈ってくれるのを妻も喜んでいます。
それと、本社の社屋は2024年の夏に完成したばかりで、とても働きやすい環境です。
吉田さんの仕事の上での目標をお聞かせください。
一つの工事案件を全て任せてもらえるようになることです。現場経験をさらに積むとともに、秋に実施される1級建築施工管理技士の試験に合格することが目の前の目標です。今回も予備校に通ってがんばって勉強するつもりです。
最後に、貴社に向いている人材とはどんな人ですか。
こうでないといけないという条件は特にないと思います。現場監督の仕事でいえば、社内の営業や設計士はもちろん、施主様や職人さんとのコミュニケーションが必須ですが、それも普通のコミュニケーション能力があれば心配ありません。
知識やスキルに関しては、私は建築科を出ていますが、建築に全く無縁だった人でも問題ありません。実際、そういう人が社内にいます。
建築に関心さえあれば、勉強は入社してからでもできますので。ぜひ多くの学生・生徒さんに当社のことを知ってもらい、新しい仲間が入社して一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。
企業DATA
株式会社エム・ワイ・ティ
- 本社
- 松山市大橋町97番地
- TEL
- 089-963-3194
- 設立
- 1993年
- 従業員数
- 22人
- 代表者
- 代表取締役 土井 剛
- 事業内容
- 商業施設、医療・福祉施設、住宅の建築および設計
- 外部サイト
- マイナビ
- 新卒採用実績
- 2022年度 2人/2023年度 0人/2024年度 0人