2022.06.07
若手社員インタビュー農業のシステム開発担当
愛媛から国内外に普及を
李 珍河(イ・ジンハ)さん
2021年4月入社/システム開発本部所属
愛媛大学理学部卒/韓国・ソウル出身/1995年7月生まれ
- 専門系
韓国のご出身ですが、日本に来たのはいつ頃でしょうか。
2017年です。愛媛大学の理学部物理学科に留学生として入学しました。
もともと自然科学について勉強したいと思っていたのですが、韓国では学べる環境がなかったので、留学することにしたんです。縁あって愛媛大学のことを知り、愛媛に来ることにしました。
愛媛での生活はどうですか。
受験する前に一度観光で愛媛に訪れた時から、自然があって住みやすそうだなと感じていました。自転車があればどこでも行けるので、快適です。ここでの生活ももう慣れて、とても満足しています。
日本語がペラペラですね。
ありがとうございます。日本語は12年前くらいから勉強していたので、そんなに苦労はしなかったですが、ビジネス敬語は少し不安ですね(笑)。
NPシステム開発に入社した理由をお聞かせください。
大学時代を過ごした松山で就職したいと考えていました。
決め手となったのは、当社はハードウェアとソフトウェアの両方を開発していることです。どちらも行っている企業は県内ではなかなか無いと思うので、興味を持ちました。
趣味でプログラミングを少し勉強していたため、面接時に開発を希望しました。
入社していいなと感じる制度や特長はありますか。
仕事のために購入した本は全て経費精算できるのでありがたいです。よく本屋さんに行って、開発に関する本や、仕事に役立つ本を探しています。
あと、内定者には入社するまで、毎月2万5千円支給してくれるという制度もあります。
資格取得制度や育児休暇などもしっかりしていて、安心して働けています。
農業の課題解決に向け、新たな製品を生み出していく
改めて御社の事業内容を教えてください。
当社では、車載運行管理システムやデジタルタコグラフ、ドライブレコーダーなど運輸業向けのハード・ソフトウェアの開発、販売を行うほか、近年では新規事業である農業分野にも力を入れています。
入社してからの仕事内容は。
入社後から半年程度は、研修期間として、小さなソフトウェアを作ったりしていました。その後昨年9月にシステム開発本部へ正式配属されました。
システム開発本部では、どのような製品を作っているのでしょうか。
スマート農業の実現に向けた、さまざまな製品を開発しています。
スマート農業とは、ロボットやICTの技術を活用し、農業従事者の省力化や生産性向上を目指すものです。
製品について具体的に教えてください。
主要製品として、環境モニタリングクラウドシステムの「web-Watcher」があります。PCとスマホどちらにも対応しており、離れた場所からでも圃場の様子をいつでも見える化できます。
過去データの分析や圃場の比較により、問題点や改善点の発見につなげるサポートも行います。
非接触型のAI画像解析選果機「太助」は、プロの目を再現し、誰でもスピーディーに高度な選果を実現します。
目に見える成果を実感した時が一番のやりがい
今の仕事でやりがいに感じているところは。
作ったのものが思った通りに動いてくれた時ですね。目に見える成果が出た時は一番嬉しいし、次のやる気につながります。
この仕事はパズルを解くのに似ています。つまづくのは当たり前で、そのハードルを超えるためにどうすればいいか毎日考えているって感じです。
印象に残っているエピソードなどはありますか。
前に分からないことがあって調べものをしていた際、かなり時間を掛けて調べたのですが、結局分からなかったので先輩に聞いたら、すぐに解決できたことがありました。
何でもすぐ先輩に聞くのではなく、自分で調べて解決することも大切ですが、本当に分からない時は早めに切り替えて先輩に教えてもらい、時間を無駄にしないことも重要です。でもその判断はなかなか難しいですね。
職場の雰囲気を教えてください。
みんな真面目にコツコツと仕事をしていますが、分からない時は丁寧に教えてくれて、質問もしやすいです。
男性社員でも、子どもを迎えに行くからと早めに帰る人がいて、仕事と家庭を両立できる職場なのでいいなと感じます。
開発部門で働く方の男女比は。
運輸分野と農業分野合わせて12人いますが、女性は2人です。同期は私含め3人います。開発部門の社員は全員同じフロアで働いています。
年齢層は結構幅広いと思います。海外から来ている人だと、私以外に中国出身の男性が1人いますね。
服装は何か決まりがありますか。
制服の上着は支給されていますが、いつも絶対に着ないといけないわけではないです。服装は基本的に自由な感じですが、私はスーツで出勤しています。
通勤は自転車で、片道20分ほどですかね。
今後の目標をお聞かせください。
今進めている遠隔診断システムに新たな機能を加えることが社内全体の目標なのですが、開発部門の一員として、この目標が達成できるよう頑張りたいです。
スマート農業システムの将来性はどうお考えですか。
農業は少子化や人手不足が大きな課題です。1人ができることには限界があるので、ハードウェアとソフトウェアでどのように補っていくかが重要になっていくと思います。国内に限らず海外でも活用でき、これからの伸びしろが期待できる分野ではないですかね。
今は県内への導入が中心ですが、次は全国に、そして海外に広げていけたらいいなと思います。
お休みの日にしていることはありますか。
外国語を勉強するのが趣味で、英語のほかフランス語やイタリア語を勉強しています。そのおかげで、仕事の調べもので使う英語の資料もスムーズに読むことができています。
大学時代の友達が家に遊びに来た時は、韓国料理のチーズダッカルビを振る舞ったりしていますね。
学生の皆さんに就活のアドバイスをお願いします。
仕事をする上で、コミュニケーション力はとても大切だと思います。私も自分の考えていることをしっかりと伝えられるよう意識しています。
留学生の皆さんには、日本語をぜひ頑張ってもらえたらと思います。私も日本語は難しいと感じることがまだまだ多いですが、日本で就職しようと考えている方は日本語を身に付けて、コミュニケーション力のアップを目指してほしいです。
企業DATA
株式会社NPシステム開発
- 本社
- 愛媛県松山市中央1-9-13
- TEL
- 089-924-7817
- 設立
- 1983年
- 従業員数
- 90人
- 代表者
- 代表取締役 塩梅 敏
- 事業内容
- ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアの開発・販売
- 新卒採用実績
- 2017年度 3人/2018年度 4人/2019年度 7人/2020年度 7人/2021年度 7人/2022年度 7人/2023年度 4人/2024年度 8人/2025年度 10人予定