北米産業_若手社員

入社7年で中核的存在に
全社プロジェクトも担う

北米産業株式会社

渡邊 真輝志(まさし)さん
2013年入社/壁班 サブリーダー 工作機械メンテナンス担当
今治市出身/今治工業高校卒/1995年1月生まれ

  • 技術系

貴社の業務内容を簡単にご説明ください。

当社は「2×4(ツーバイフォー)」と呼ばれる工法で木造住宅の企画・制作・販売を行っています。2×4工法とは北米で主流の建築工法で、木材の枠組みに合板の木製パネルを組み合わせ、床や壁、天井などの面を構成します。

木製パネルは工場で製作し現場ではそれを組み立てるだけですので工期が短く、また壁で建物全体を支えることから、地震や台風にも強いのが特徴です。当社は企画から設計、積算、プレカット、躯体木工事に至るまで最新設備を導入し、一貫して手掛けています。

北米産業‗若手社員

渡邊さんの現在の仕事は。

製造部門は壁班、屋根班、床班の大きく3つに分かれます。私はその中の壁班に所属し、サブリーダーという立場で工作機械のメンテナンスをしています。

ただ、当社は現在、各班で行っている木材のカット作業を、新設する「カット班」に集約し、合理化を図ろうというプロジェクトを進めています。そのプロジェクトも担当しています。2020年内には完了させたいと考えています。カット班が発足したら、そのリーダーになる予定です。

北米産業に入社したきっかけは何ですか。

私が卒業した今治工業高校は就職率100%の学校で、企業からの求人が多かったので、ある程度条件を絞って選ぶことができました。私の場合は、まず従業員数40~50人程度の企業規模がちょうど良いと思いました。あまり多すぎると個々人が埋もれてしまうような気がしたからです。あとは作業が屋内であることや休日の多さなどをポイントに会社選びをした結果、条件に合致したのが当社でした。

どのような就職活動をしたのですか。

学校に届いた求人票に応募して、面接を受けたのが3年生の8月でした。会場は東温市内の公民館でした。会社側は亡くなった会長と、専務、工場長ともう一人いたように記憶しています。

面接で訊かれたのは志望動機や自分の長所・短所など一般的な内容で、学校での面接対策で準備していたとおりでしたので、落ち着いて答えられたと思います。

私は電気科だったのですが「なぜ家づくりの会社に」と訊かれたのを覚えています。「電気科で家庭内配線を専攻していたので家づくりにはもともと関心があった」と答えたのですが、これも想定どおりの問答でした。

採用はいつ決まったのですか。

正式には後日学校に採用通知が届くのですが、面接の中で「ぜひ当社で頑張ってほしい」と言っていただいたので、事実上面接の場で決まったように思います。

同期入社は何人いましたか。

私と同じ高卒が15人です。うち3人が女性で事務職、残りの12人は男性で工場勤務という内訳でした。

入社後、新入社員研修はありましたか。

はい。最初の1ヵ月は2×4工法の解説書を読んで学習したり、工場長をはじめとする管理職のレクチャーを受けたりしました。この間、現場に出ることはありませんでしたが、近年は新入社員にも早い段階で現場体験をさせています。

研修期間が終わって最初の仕事は。

社長直属のチームで残材を活用できるよう処理する仕事をしました。残材を全自動の機械に投入して、加工されたものを取り出すという作業でした。これを約3ヵ月間行いました。

その後、壁班に配属されたのですか。

はい。最初は組み立て、次に検査、そしてカットとステップアップしました。機械が止まると仕事になりませんので、メーカーの人にいろいろと教えてもらって簡単なメンテナンスは自分でできるようになりました。現在の工作機械メンテナンス担当になったのは昨年(2019年)です。

今の仕事のやりがいは。またつらいことはありますか。

当社は木材の加工を機械化していますので、工作機械に不具合が発生し停止してしまうと後工程のすべてに影響が及び、納期に間に合わなくなってしまいます。工作機械のメンテナンス担当とは、そうした責任重大な仕事を任されているのだという自負があります。

つらいのは夜勤です。私だけでなく他の社員も同じだと思います。今取り組んでいるカット業務の集約化がうまくいけば、工作機械の効率的な運用が可能になり、班ごとの作業負荷のバラつきを平準化することができます。ひいては夜勤の削減につながると期待しています。

渡邊さんの当面の目標は何ですか。

カットの集約プロジェクトを早期に軌道に乗せて、会社全体の生産性向上に貢献することです。併せて、できるだけ多くの社員が簡単なメンテナンスは自分でできるよう、スキルの底上げをすることです。

貴社ではどのように人事評価されるのですか。

当社の社員は3ヵ月ごとに勤務全般とスキルの状況について上司との間で評価を確認する機会があり、それがベースとなります。スキルレベルが一定以上に達すると職能給が支給されます。

貴社は週休2日制ですか。

はい。原則土曜・日曜は休みです。もちろん有給休暇も取得できます。残業は現在、月10~30時間程度ですが、私だけでなく社員全員ができるだけ残業ゼロに近づくよう、生産性向上に努めていきたいと考えています。

渡邊さんは休みの日はどのように過ごしているのですか。

仕事をするなら屋内がいいのですが、プライベートではアウトドアが好きで、友人とキャンプをしたりしています。あとはオンラインゲームをするくらいです。

就活生に向けて、貴社に向いているのはどんな人だと思いますか。

まじめにこつこつと目の前の仕事に取り組める人だと思います。すべての工程がつながっていますので、その中の誰かが勝手なことをするとトラブルの原因となります。私について言えば、物事が予定通りに運ぶのが好きな性格なので、その点では当社に向いているかもしれません。

当社では、もし分からないことがあれば自分で勝手に判断せず、周りの人に尋ねれば丁寧に教えてくれます。反対に、黙っていても教えてもらえるということはありません。そういう意味でコミュニケーション能力も重要です。入社時点での経験や資格というのはそれほど重要ではありません。

北米産業‗若手社員

就活についてアドバイスがあればお願いします。

私は高校で求人委員をしていたため、他の生徒よりも求人情報に詳しかったと思います。幅広く情報を集めることは就職先を決める上で、より正しい判断につながるはずです。早期離職は会社にとっても本人にとっても好ましいことではありません。「思っていたのと違う」といったことのないよう、情報収集を怠らないようおすすめします。

 

企業DATA

北米産業株式会社

https://hokubei-sangyo.co.jp/

本社
愛媛県東温市則之内1119-1
TEL
089-966-4468
設立
1999年
従業員数
49人
代表者
代表取締役社長 水崎 佐俊
事業内容
木造住宅(2×4)の企画・制作・販売
外部サイト
リクルートサイト
新卒採用実績
2017年度 0人/2018年度 0人/2019年度 1人/2020年度 4人/2022年度 3人/2023年度 5人予定
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